研修医へインタビュー Vol.44  いわき市医療センター 様 鹿野 光治医師

今回は、4月3日から1か月間研修を行いました、いわき市医療センターの鹿野 光治先生の感想をご紹介します。

 いわき市医療センター初期研修医2年目の鹿野光治と申します。2023年4月3日から同年5月2日までかしま病院総合診療科にて研修をさせていただきました。今回の研修では一般外来(新患外来、再診外来)・健診外来・訪問診療などを中心に地域医療について勉強させていただきました。
 
 私の研修先であるいわき市医療センターは急性期病院であり、研修医が主として担当する夜間当直では救急的な対応、処置について数多く学ばせていただいておりますが、その後の長期的なフォローについては勉強する機会が少なく、今回のかしま病院での研修は一般外来や訪問診療などを通して機会の少なかった急性期を脱し、安定した患者さんの長期的なフォローについて学ばせていただきました。健診外来では高血圧や糖尿病、高脂血症など生活習慣病の患者やその予備軍の方々に対して生活習慣の改善や健康教育を促す診療を勉強させていただきました。
 
 特に印象に残っていることは総合診療、家庭医療の先生方の外来診療での患者さんに対する問診の取り方です。症状や病態だけでなく、ご家族や居住形態、社会環境などにまで目を向けた詳細な問診を行い、患者さんの要望に合った医療を探していく診療がとても勉強になりました。その問診のスキルとして患者さんの「かきかえ」や行動変容アプローチなどは今後私が診療する上で役立つ知識を教えていただきました。

 最後になりますが、今回このような貴重な研修の機会を設けていただき、御指導くださった先生方、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

求人採用のエントリーはこちら

募集要項/エントリー