研修医へインタビュー Vol.54 いわき市医療センター 様 渋井 愛子医師

今月から、広報企画室のスタッフが研修医の皆さんに実際に対話でのインタビュー形式で研修の感想をお聞きしています。

今月は、いわき市医療センター様からお越しになった渋井 愛子先生の研修インタビューを紹介します。

ーかしま病院での研修はいかがでしたか?感想をお聞かせください。

かしま病院での研修は、基本的には新患外来と救急車の初期対応を主に行いました。医療センターでは、救急で来た患者さんを一度診てそこで関係は終わりでしたが、かしま病院では、外来を一人で診察し、一度診た患者さんをまた次の週もう一回診るといった経験は初めてだったのでとても新鮮でした。継続して何回か同じ患者さんを診るということは難しくはありましたが勉強になりました。

ーかしま病院での外来では、どんなことをしましたか?

外来では、指導医にこの患者さんを診て来てくださいと言われて、その方を診察する流れでした。指導医から、診察の中でアドバイスをいただきながら必要な検査を決めたり、検査結果を一緒に見てもらい、見るポイントを教えていただきました。先生方のフォローを受けながら、患者さんへ検査結果や病状の説明をしました。

ー外来を経験してみてどうでしたか?

これまで経験してきた救急外来とは違ってその時の症状が良くなればいいというわけではないことを学びました。来院する患者さんの中には、一ヶ月前から等、結構長い期間症状があったという人たちがやってきます。その分、患者さんは症状の訴えも多い印象でした。先生たちは外来を毎日行い、再来・再診ということは当たり前だと思うのですが、研修医の身だと経験したことがなかったので、新鮮でした。

 総合診療だからだと思うのですが、この年齢だったらこういう病気の方が多いとか、私自身では考えつかなかった・思いついていなかった疾患とかを指導医から教えてもらい、それに合わせて検査を追加したりしました。1か月の研修なので触りくらいかもしれませんが、総合診療の外来は一通り経験できたという感じはあります。

 医療センターの急性期で入院していた患者さんが、かしま病院にリハビリで入院をしていたのを見かけました。これからここで長く過ごすのだろうなと考えると、患者さんの人生は診察や手術して終わりな訳じゃなく、その後リハビリをして、自宅での生活を目標としている方もたくさんいるということを意識しながら患者さんと向き合っていきたいと思います。

渋井先生は、会津の出身だそうです。いわきはあたたかく、雪も降らないので気に入っているそうです。
今後もいわきに残って、医師として働いていく予定だということでした。

当院での実習の経験を活かしていただけましたら幸いです。

今回から、初めてのインタビュー形式で、当院の研修での感想をいただきました。
渋井先生、インタビューにご協力いただきありがとうございました。

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