研修医へインタビュー Vol.31

今回は、8月から一か月間研修しました、いわき市医療センターの比佐奨先生の感想をご紹介します。

 私は、いわき市医療センター初期研修医2年目の比佐奨です。2022年8月1日から2022年8月26日までの4週間に渡り、かしま病院総合診療科にて研修をさせて頂きました。今回の研修では、一般外来(新患外来,再診外来)・健診外来・訪問診療などの医療センターの研修では経験することの少なかった診療を学ぶことができました。糖尿病や高血圧などの生活習慣病や関節痛・腰痛,便秘症など慢性的な悩みを抱えてらっしゃる患者さんを診る機会を多く頂き、非常に勉強になりました。
 
 これまで、救急外来や入院されている患者さんの診療では特定の身体的不調や疾患を中心に診療を行うことが多かったのですが、一般外来でいらっしゃる患者さんの悩みや困りごとは多岐に渡ります。患者さんの訴えを伺い、どうすればよりよい診療が行うことができるのだろうかと日々考えさせられました。また、長期にわたり通院されている場合でも、症状・病状の悪化や新たな疾患の出現の可能性を考慮しながら、問診や検査を計画する総合診療科の魅力を感じました。そして、患者さんご自身の生活の是正や内服治療によって、自覚症状や検査データの改善を認めることもあり、喜ばれる患者さんの様子をみてやりがいを感じる機会もありました。
 
 疾患のみならず患者さんの悩みや背景を総合的に診療することの重要性を今回の研修を通して再確認し、今後の研修や診療に際して活かしていきたいと思います。

 また、東京慈恵医科大学の研修医や福島県立医科大学の学生とコミュニケーションをとる時間もあり、良い情報交換の機会となりました。

 末筆ではございますが、今回このような貴重な研修の機会を設けて下さり、御指導くださいました先生方、スタッフの皆様にこの場を借りて心から感謝申し上げます。

 

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