研修医へインタビュー Vol.19

令和3年10月25日から11月19日まで当院で研修をしました、いわき市医療センター松田理花医師を紹介いたします。
松田医師に研修の感想をお聞きいたしました。

私は2021年10月25日から11月19日までの4週間、かしま病院総合診療科で研修させていただきました。今回の研修では、一般外来、健診外来、訪問診療やワクチン接種といったこれまでの研修では携わることのなかった診療を経験させていただきました。

今回の研修では、一般外来での研修の機会を多くいただいたため、かしま病院をかかりつけとしている慢性疾患を有する様々な患者さんと関わることができました。その中で特に印象的だったこととして、患者さんにはそれぞれの考え方があるということです。治療を望み、積極的に生活習慣の改善を進める方もいれば、検査値や病態が悪くなってでも好きなように生活したいと思う方も多くいます。我々医療者は、医学的に正しいことだけを患者さんに強要するのではなく、患者さんの考え方やキャラクター、家族や周囲の環境なども踏まえ、最善と思われる医療を提供することが重要であると学びました。特に検査値に囚われたくないという患者さんの場合、患者さんと医療者との間に妥協点が必要なこともあり、そのためには信頼関係は欠かすことができないものだと感じました。

今回のかしま病院での研修を通じ、“正しい医療ではなく最善の医療”を提供することのできる医師になれるよう精進していきたいと思いました。

また、東京慈恵会医科大学の研修医の先生や、福島県立医科大学の学生とコミュニケーションをとる時間もあり、楽しく過ごすことができました。

最後になりますが、今回このような貴重な研修の機会を設けて下さり、ご指導してくださった先生方、スタッフの皆様にこの場をお借りして心から感謝申し上げます。

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