研修医へインタビュー vol.9

 4月から当院総合診療科にて約2か月間研修をした、東京慈恵会医科大学付属病院様の初期研修医西村優樹先生をご紹介します。西村先生に研修で学んだことについて伺いました。

 私は今回、2021年4月1日から5月28日の2か月間、かしま病院でお世話になりました。

 普段は大学病院で研修をしている私にとって、かしま病院はとても貴重な経験の連続でした。大学病院では各臓器で各科の管理がされています。主治医が患者の全てを把握するようにしていますが、各科をローテーションしている研修医は良くも悪くも専門性の高い他科の診療内容に意見することは少ないです。また、専門性の高さ故に、学べることも多い一方でムンテラや診療計画をひとりで立てることはあまりありません。しかし、かしま病院では総合診療内科との名前の通り患者のほとんど全てを診ます。患者の病態から私生活、人間関係まで含めた全てです。ある意味、患者の人生を診ていると言っても過言ではありません。病態としても循環器や消化器、呼吸器、糖尿病など多臓器にわたって把握し、同居人や金銭面を考慮し、患者の生活にあった治療を考えていくということを学ばせて頂きました。

 また、主治医として病棟診療に関わる機会を与えて頂きました。もちろん指導医の先生方からアドバイスを受けながらですが、ムンテラや診療計画を自分でたてて実行していくのは、チームの一員として診療に携わる時との責任感の重みが全く違うものでした。研修医の段階で経験したのはとても貴重な経験でした。

 その他にも外来研修として2カ月間ですが、自分の患者を持ち、生活習慣病等のcommon diseaseをフォローアップして薬を導入・量を調節するなど普段の研修ではあまり経験できないことを経験できました。

 かしま病院の先生方はとても優しく、指導も丁寧です。仕事面だけでなく、私生活でもよくして頂き、何一つ不自由なくいわき市で過ごすことができました。コロナ禍で観光などがあまりできませんでしたが、またぜひいわきに訪れたいと思います。

コーヒーを飲んでリラックス中…

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