今回は、7月3日から1か月間研修を行いました、いわき市医療センターの西田 寛崇先生の感想をご紹介します。
かしま病院での研修を終えて
いわき市医療センター初期臨床研修医2年目の西田寛崇と申します。
かしま病院では、2023年7月3日から同年7月25日までの4週間研修させて頂きました。かしま病院では、病棟管理・救急外来に加えて一般外来研修や訪問診療などを経験させて頂きました。
初週に訪問診療を経験させて頂きましたが、急性期病院で普段研修しているため全く異なる経験ができました。具体的に申しますと、普段は救急外来など、病院に来てくださった患者さんを診察していますが、自宅などの生活の場に赴き、そこで診察や問診などをするという違いを感じました。特に、診察室では話題に上らないようなことまで話にのぼるなどしていた点などは特に印象的でした。
もう一つ異なる点としては、普段は救急外来での患者さんの診察しかしておりませんが、かしま病院では一般外来研修をさせて頂きました。ここでは、緊急性の有無だけではなく、その日どこまで検査するのか・緊急性の有無・フォローの日程など考えることが多くとても勉強になりました。
その他にも、病棟では急性期ではなく慢性期の管理は普段とは違う視点が身につきました。急性期には疾患の治療に主眼が行きますが、慢性期やリハビリ目的の方は、治療継続しながらも退院後の生活まで考えてのケアが必要になり、家族との関係などとても勉強になりました。
研修医2年目になり、1年目の頃と比べてできることは増えていましたが、かしま病院に来て、患者さんやご家族との関係性などまだまだ勉強が足りないと思いました。自身の意識の持ち方など、この4週間はとても勉強になりました。今後、かしま病院での経験を活かしていければと思います。
4週間と短い間でしたが、本当にありがとうございました。
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