研修医へインタビュー Vol.22

今回は、東京慈恵会医科大学附属病院の宇野敢先生の感想をご紹介いたします。

今回、2021年12月1日から2022年1月29日の2か月間、かしま病院 総合診療科でお世話になりました。
かしま病院での研修を行う前は、初期研修も2年間近くやってきたので、もう目新しいことはそこまでないだろうと思っておりましたが、研修が終わってみて振り返ってみると、この2ヶ月間は貴重な経験の連続でした。
総合診療科・家庭医は自分の大学病院ではあまり馴染みがなく、実際どのような科でどういう仕事をしているのかというイメージが全く有りませんでした。大学病院では殆どの患者さんが各診療科で管理されているため、良くも悪くも専門性が高く、研修医の段階では、自分で診断・治療を行うことがなかなかできませんでした。
しかし、かしま病院では、診療科の垣根を超えた診察・治療を行うことで、それぞれの専門領域では診えてこなかった病気や、患者の生活環境などの背景も知ることができて、地域に根づいた全人的医療を経験することができました。


また、私たちの代から2ヶ月となった本研修でしたが、2ヶ月となったことで、初診で担当した患者さんをフォローアップで経過を何回か診ることができました。もちろん、薬の導入、調整なども勉強になりましたが、それだけでなく、初診の患者さんとの信頼関係の構築のしかたの勉強にもなりました。
 かしま病院の先生方はとても優しく、指導も丁寧です。仕事面だけでなく、私生活でもよく気にかけて下さり、何一つ不自由なくいわき市で過ごすことができました。


今回、真冬の時期ということで、関東住みの私としてはかなり寒かったですが、雪も降らず快晴の日が多く、初日の夜に見た満天の星空が印象的でした。コロナ禍で観光などがあまりできませんでしたが、またぜひいわきに訪れたいと思います。


最後に、ご指導してくださった先生方をはじめ、かしま病院のスタッフの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

近隣の施設を訪問し、回診をする宇野先生

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